平成19年7月6日(金)、環境省 国際サンゴ礁研究・モニタリングセンターにおいて、「第4回石西礁湖自然再生事業支援専門委員会」が開催されました。本委員会は環境省の実施する自然再生事業に対して、技術的、学術的見地からの指導・助言を頂くためのものです。
 写真1 会議全体の様子
委員会では、環境省より今年度行う予定の石西礁湖自然再生事業の計画等が説明されました。環境省では、実施計画の柱となる事業としてサンゴ群集修復事業、オニヒトデ駆除、モニタリング調査、普及啓発、GIS情報の整備を行い、また、石西礁湖自然再生協議会との連携も図る必要があることから、全体構想の目標達成に向けた評価手法の検討や持続可能な産業に関する調査も行っていくことが説明されました。GIS情報の整備については、過去のモニタリング結果等を順次電子化しており、今後のデータ整備や公開の方法について議論が交わされました。
 写真2 自然再生事業説明の様子
また、環境省が実施している、着床具を用いたサンゴ再生についての説明も行われ、着床具に定着し、移植後3年程度経過したサンゴものが4〜5cm程度に成長していることが報告されました。
 写真3 サンゴ移植説明の様子
沖縄県衛生環境研究所の宮城委員からは「沖縄県衛生環境研究所のサンゴ礁保全に係る取り組み」と題して、3つの研究事例が紹介されました。- 環境負荷がサンゴに及ぼす影響の定量的評価
〜ストレス遺伝子発現量測定技術の確立〜 - 沖縄のサンゴ礁域に適した沿岸水質環境の保全に関する研究
〜サンゴ礁における栄養塩の環境指針値を求めて〜 - サンゴ礁および周辺環境における有害化学 物質の調査・研究
〜農薬類等の環境中での挙動、そのリスク評価〜
 写真4 沖縄県衛生環境研究所の研究事例説明の様子 |